みつきんのメモ

組み込みエンジニアです。Interface誌で「Yocto Projectではじめる 組み込みLinux開発入門」連載中

ConnectCore i.MX6UL スターターキット:デバイスツリーについて

ConnectCore i.MX6ULスターターキットの続き

その1 その2 その3

bitbakeを実行すると、下記のデバイスツリーファイルが生成される。

  • zImage-imx6ul-ccimx6ulstarter.dtb
  • zImage-imx6ul-ccimx6ulstarter-wb.dtb
  • zImage-imx6ul-ccimx6ulstarter-id129.dtb

この内のどれを使用するのかはboot.scrによって次のように選択される。

f:id:mickey_happygolucky:20170122235503p:plain

今回のようにboot.scrを使用せずにLinuxを起動する場合も、このルールにはのっとる必要がある。

現時点ではboard_id=129と設定されているため、zImage-imx6ul-ccimx6ulstarter-id129.dtbを選択する。

違うデバイスツリーファイルを使用した場合、Linuxの起動自体は問題なく行えるが、wlanのドライバのロードが失敗するなど、デバイスの使用に問題が出る場合がある。