みつきんのメモ

組み込みエンジニアです。Interface誌で「Yocto Projectではじめる 組み込みLinux開発入門」連載中

2016-01-01から1年間の記事一覧

yocto(jethro)でsystemd-networkdを有効化する

systemdを組み込んだだけだと、ネットワークインターフェイスが有効化されない。 systemdにはネットワークインターフェイスの設定を行うsystemd-networkdが存在するが、 yoctoのsystemdのレシピではデフォルトでは組み込まれない。 connmanを追加する方法も…

connman バージョン1.30以前の落とし穴

システム起動時にNFSやCIFSでリモートのディレクトリをマウントしたい場合などは 確実にネットワークがオンラインになっている必要がある。 ネットワークがオンラインになる前にマウントを試みても失敗するためだ。 systemdでネットワークインターフェイスが…

connmanでスタティックIPアドレス

connmanは特に設定をしない場合dhcpで動的にIPアドレスを取得する。 静的にIPアドレスを割り振りたい場合について調査したのでメモ。 設定ファイル /var/lib/connman/wired.configを以下のような内容で作成しておくと、 有線接続の時に静的IPアドレスが設定…

connman

systemd環境でも動作するネットワークマネージャとしてconnmanというものがある。 使い方についてはこちらが詳しい。 インストールするにはlocal.confに下記を追加する。 IMAGE_INSTALL_append = " connman" bitbakeしてイメージを焼いたところ、boot時にネ…

yocto pulseaudio.socketをレシピからenableする

pulseaudioのUnitはUser Unitであるが、yoctoのUser Unitの取り扱いに問題がありboot時に正しく実行されない。 boot時にpulseaudio.socketが実行されるようにするための方法を調査したのでメモ。 systemdのenableの仕掛け まず、「systemctl enable」をした…

raspberrypi2 yocto systemdでpulseaudio

yoctoのpulseaudioをsystemdで動かしてみた。 今回はレシピを作成したりはしないので若干手順は端折っている。 pulseaudioのインストール pulseaudioを追加するためには、local.confに下記を追加する。 DISTRO_FEATURES_append = " pulseaudio pam" IMAGE_IN…

raspberrypi2 yoctoでsystemd

RPi2でpulseaudioを導入しようとしたところ、pulseaudioをサービスとして使用するには、systemdを利用するほうが従来のsysvinitよりも簡単に行えそうだということがわかった。 ただ単に、初期化スクリプトがsystemd用のもののみ用意されていたというだけの事…

UbuntuでpandocからPDFを出力する。

ubuntu14.04でpandocからPDFを出力する。 pandocの導入 markdownとpandocに関しては過去の記事に記載している。 Ubuntu 14.04にpandocを導入するには以下のコマンドを実行する。 $ sudo apt-get install pandoc Ubuntuのバージョンは14.10でも問題ない。 PDF…

PiTFT3.5でQML(Quick2)アプリケーションが実行できない理由

RPi2にPiTFT3.5を実装したyocto環境でQt5を組み込みQt Quick2のQMLアプリケーションを実行してみたところエラーがでて実行できなかった。 その原因を調査したのでメモ。 原因はOpenGL Qt Quick2はOpenGLに依存している Qt Quick2はOpenGLに依存しており、Ope…

PlantUMLをemacsから使用する(puml-mode)

以前からPlantUMLには興味が合ったが、emacsから便利に利用できそうなモードを見つけたので試してみる。 依存パッケージのインストール $ sudo apt-get install graphviz default-jre plantuml.jarのダウンロード puml-modeのデフォルトでは~/plantuml.jarに…