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obniz
obnizはWifi経由でクラウドに常時接続され、クラウド経由で操作するマイコンボード。 通常のマイコンボードと異なるのはクラウド経由で操作するため、obnizにプログラムを書き込んだりしないということ。
JavaScript SDKを使用すると、ブラウザやNode.jsでobnizを操作することができる。 また、RESTFulなAPIやWeb Socketで、JSONを送ることで操作することもできるので、 PythonやRubyなどJavaScript以外の言語でも使用することができる。
obnizは12のフレキシブルなIOを持っており、LEDやUART、SPIなどの機器を接続することができる。 各IOは最大1A流せるため、モータードライバなしでモーターを直に制御することができる。
その他、BLEやオンボードのOLEDを操作することもできる。
詳細はここを参照されたい。
概要
雑誌向けネタがボツったのでブログネタに。
でも近いうちに、obnizを使った記事は少しだけ書かせてもらう予定。(その時は宣伝します)
ちょっと遅くなったけど、「第3章 地図×IoTマイコン実験(3)…オープンソース地図ライブラリを使う」の部分を書かせていただきました!
obnizとドアセンサを使った試作をしています。
最初はここの記事となっているGPSでの座標取得も提案したのですが、ボリューム的に見送ることになりました。
obnizでGPSモジュールの情報を取得
GPSモジュール
使用するGPSモジュールはGY-GPS6MV2。
これはUARTでデータを取得することができる。
筆者はAmazonで購入した。
obnizはUARTを最大2つ使用できるので、このモジュールからNMEAを取得する。
obnizとGPSモジュールのサンプル
obnizとGPSモジュールの接続は次のとおり。
GPSモジュールから取得したNMEAのデータをテキストエリアに出力するサンプルを次に示す。
<!DOCTYPE html> <html lang="en"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>Obniz Test</title> <script src="https://code.jquery.com/jquery-3.3.1.min.js"></script> <script src="https://unpkg.com/obniz/obniz.js"></script> </head> <body> <div id="obniz-debug"></div> <textarea id="text" style="width:100%; height:200px; resize:none;"></textarea> <script> const obniz = new Obniz('OBNIZ_ID_HERE'); //ここに8桁のIDを設定。 obniz.onconnect = async function () { obniz.io0.output(1); //VCC obniz.io3.output(0); //GND const uart = obniz.getFreeUart(); uart.start({tx:1, rx:2, baud:9600}); uart.onreceive = function (data, text) { const textarea = $('#text'); textarea.text(textarea.text() + text); textarea.scrollTop(textarea[0].scrollHeight); }; } </script> </body> </html>
OBNIZ_ID_HERE
のところに、8桁のobniz IDを設定すると、そのobnizを操作することができる。
OBNIZ_ID_HERE
のままにしておくと、実行時にobniz IDを入力するようにダイアログが出る。
これをブラウザで実行するとこのようになる。