みつきんのメモ

組み込みエンジニアです。Interface誌で「Yocto Projectではじめる 組み込みLinux開発入門」連載中

NuttXをSTM32F4Discoveryで動かす

はじめに

これまでBluePillで遊んできたNuttXをSTM32F4Discoveryで動かす。

STM32F4DiscoveryはSTM32F407VGT6が載っている。

メモリ サイズ
フラッシュ 1MiB
RAM 192KiB

BluePillと比較するとかなりリッチなリソースを持っている。

NuttXの作成

基本的なところはBluePillの時と同じ

ソースの取得

$ git clone https://bitbucket.org/nuttx/nuttx.git
$ git clone https://bitbucket.org/nuttx/apps.git

コンフィグレーション

USB経由でシェルを使用する場合は次のようにする。

$ cd nuttx
$ tools/configure.sh -l stm32f4discovery/usbnsh

ビルド

次のコマンドでビルドする。

$ make -j4

ボードへの書き込み

STM32F4DiscoveryにはST-LINK/V2がオンボードで搭載されているため、USB miniBのポートからnuttx.binを書き込むことができる。

ボードのUSB miniBポートとPCを接続し、次のコマンドを実行する。

$ st-flash write nuttx.bin 0x8000000

st-flashstlink toolsに含まれている。作り方はここを参照。