raspberrypi3
はじめに 秋月電子でも入手可能な回転サーボ FS90R を入手したので動かしてみる。 環境はwarrior(Yocto 2.7)でmeta-raspberrypiを使用する。 環境構築 ここの「環境構築」を参照。 local.confに下記の内容を追加する。 IMAGE_INSTALL_append = " rpi-gpio" c…
2019/10/09 追記 はじめに warrior(2.7)でcore-image-baseを作ってgstreamerで遊ぼうとしたら、次のコマンドでエラーが発生した。 $ export GST_GL_WINDOW=dispmanx ; export GST_GL_API=gles2 ; export GST_GL_PLATFORM=egl $ gst-launch-1.0 v4l2src devic…
はじめに RPiのカーネルはこっちで管理されているが、まだ5.0-rc8なのでバニラカーネルを試すことにした。 もう-rc8が取れてたので、こっちも動かしてみる。 基本的な方針は前回と変わらずに下記のようにする。 meta-raspberrypiのカーネルとはバージョンが…
はじめに Linuxカーネル5.0がリリースされたのでmeta-raspberrypiの環境で試そうと思ったら、いろいろと罠があって4日も経ってしまった。 RPiのカーネルはこっちで管理されているが、まだ5.0-rc8なのでバニラカーネルを試すことにした。 meta-raspberrypiの…
はじめに Yoctoのセルフコンパイル環境でout-of-treeのカーネルモジュールをビルドする。 普通にビルドしようとエラーが発生するのでその回避方法をメモしておく。 hello-mod 今回はrecipe-skeleton/recipes-kernelにあるhello-modをラズベリーパイ3上でビル…
メディアセンターのディストリビューションをつくってみる。 環境構築 ラズベリーパイ3向けの環境。いつものやつ。 sumo(2.5)をベースにすると後述のCMAのエラーが発生するため、thud(2.6)をベースにする。 ソース取得 $ mkdir -p rpi-kodi/layers $ cd rpi-…
Yoctoでは、デフォルトでrpmを使用してレシピごとのパッケージを作成し、 OSイメージを作成する段階で、それらをインストールすることでソフトをインストールしている。 core-image-minimalやcore-image-base、rpi-basic-imageの最小構成のイメージでは、 パ…
yoctoの最新版がやっとリリースされた。バージョンは2.6で、コードネームは「Thud」. 早速、ラズベリーパイ3で動かして見る。 環境構築 いつものやつ。 INITはsystemdで。 ソース取得 $ mkdir -p rpi-thud/layers $ cd rpi-thud/layers $ git clone git://gi…
ラズベリーパイ3 Model B+は、初期状態でUSBブートが可能になっている。 もともとのラズベリーパイ3(Model B)では、 OTPという一度だけ書き込みができる特殊なメモリの設定を変更することでUSBブートができるらしいのだが、 間違った設定をすると文鎮化する…
ここ何回かにわたって、pythonでFlask-BootstrapやAjaxのお話をしてきた。 Flaskでpythonのウェブアプリケーションを作る Flask-Bootstrapを使ってみる Flask-BootstrapでjQuery Flask-BootstrapでAJAX(jQuery) なぜ急にFlaskでAjaxだったのか。実は今回のこ…
raspberrypi3のルートファイルシステムをNFSでマウントする。 ベース環境の取得 $ git clone git://git.yoctoproject.org/poky.git -b pyro $ cd poky $ git clone git://git.yoctoproject.org/meta-raspberrypi -b pyro 使用するのはpyroブランチ。 oe-init…
スマートフォンなどの音源を、Bluetooth経由でラズベリーパイ3からならす。 OSはいつもどおりyoctoprojectを使用して作成。 BluetoothではA2DPを使用し、sinkとなるようにする。 実際に音を鳴らすのはpulseaudioで、ラズベリーパイ3が他の端末からオーディ…
PythonでのHTTPサーバの実装には、BaseHTTPServerを使用する。 まず、プログラム全体を載せる。 HTTP server with python メインプログラム メインプログラムの流れは 図 1 のようになる。 図 1: メインプログラム. 非常に簡単。 このプログラムの肝となるの…
先日の記事の続き。 vc4graphicsを有効化した状態でこれをcocopar 5 インチIPSハイビジョンLCD ディスプレイで動かそうとすると、画面が真っ黒になった。 調査したところ、cocoparのLCDのようにEDIDを取得できないデバイスの場合KMSの初期化で弾かれてしまい…
素の状態でbitbake core-image-satoで作成したイメージを起動すると、 真っ黒い画面にマウスカーソルのみが表示されるという状態になる。 シリアルコンソールでログインし、/var/log/Xsession.logを表示したところ下記のようになっていた。 $cat Xsession.lo…
2017/01/18修正 ラズベリーパイ3にシリアルコンソールでログインしたい。 少し古い情報だと、ラズベリーパイ3はオンボードのBluetoothの影響で、すこし複雑な設定を行う必要があるとなっているが、最近のラズベリーパイ3向けのカーネルでは、config.txtにena…
ちょっと時間が経ってしまったが、yocto 2.2(morty)がリリースされたので、raspberrypi3で動かしてみる。 ベース環境の取得 $ git clone git://git.yoctoproject.org/poky.git -b morty $ cd poky $ git clone git://git.yoctoproject.org/meta-raspberrypi …
このように、RaspbianではVC4のgalliumドライバが使用できていたのだが、 最近、meta-raspberrypiでもこの対応が入ったので試してみる。 local.confにMACHINE_FEATURES += "vc4graphics"の行を追加することで、galliumドライバが有効になり、X11環境からOpen…
アマゾンで安価に入手できるOLEDディスプレイを購入した。 I2Cで、VCC、GND、SCL、SDAの4本のみの結線で使用できる。 制御用のICはSSD1306とのこと。 このデバイスはArduinoなどの電子工作用となっているが、意外とラズベリーパイでの動作報告が見当たらな…
インターフェース11月号の記事で、linuxカーネルのバージョン4.8からラズベリーパイ3の64ビットが対応されるという情報があった。 筆者が紹介したカーネルは、Electron752さんが4.5および4.6のカーネルに64ビット対応したものだったので、今回はもともと64ビ…
先日の記事の最後で、「前回の記事で作成したfirst_window.cのコンパイル結果を実行すると、PiTFT35が赤く染まる」と書いたが、具体的な手順について解説する。 まずはじめに環境を整える必要がある。 PiTFT35の手順でmeta-pitft35-rpiのビルド環境を作成 rp…
PiTFTなどSPI接続のLCDではGPUを使用した描画処理は行えない。 そのためOpenGLESなどのアプリケーションはPiTFTでは使用できない。 しかし、fbcpを使用するとこの問題が解決できる。 fbcpは「Framebuffer Copy」のことで、GPUに描画されているデータをSPI側…
以前PiTFT35をyoctoで動作させるためにmeta-pitft35-rpiを作成した^1が、 最近のmeta-raspberrypiでは動作しなくなっていた。 一度、リポジトリの方に問い合わせが来たが、その人がうちのパッチをまとめて(勝手に)meta-raspberrypiにPRを送っていた。 meta-r…
raspberrypi3のCPUのコアはCortex-A53のため、64bitコードを動作させることができる。 しかし、オフィシャルでリリースしているカーネルは現状32bit版のみとなっている。 探してみたところ、すでにraspberrypi3のカーネルをaarch64で動くようにした猛者がい…
やや時間が経ってしまったがyoctoの2.1がリリースされた。 コードネームは「Krogoth」 RPi3で動作を確認してみる。 作業ディレクトリ 今回は「~/work/yocto/rpi」で作業を行う。 また、ソースコードなどダウンロードしたデータを格納するディレクトリを「~/w…
cocopar 5 インチIPSハイビジョンLCD ディスプレイを購入した。 HDMI接続のLCDディスプレイとSPI接続のタッチパネルの機能を持つ。 これも基本的にはRaspbianで使用する前提のもののようだが、pokyで動作させたのでメモ。 カーネルは4.1を使用した。 このデ…
poky(yocto)などのRaspbian以外のOSでRPi3のオンボードのbluetoothを使用したいと思うケースは多いと思う。 しかし、現時点(20160329)でこれらのOSではおそらくbluetoothはそのままでは機能しない。 (少なくともmeta-raspberrypiの)カーネルからデバイスが見…
技適取得済みのRPi3が入手できた。 箱に技適マークが確認できる。 基板はこんな感じ。 meta-raspberrypiもmasterであればRPi3に対応しているようなので動かしてみる。 作業ディレクトリの作成 作業ディレクトリは~/rpi3とする。 $ mkdir ~/rpi3 && cd ~/rpi3…